Sapporo sustainable life

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予言的中?
少し前にこのブログに「日本の法人はやがて日本人を捨てることになる
だろう」と書いた。

それがものの見事に的中した。いや、半分は外れたというべきか。
なぜならこんなに早くこのような事態がくるとは思わなかったからだ。

法人が日本人を捨てて外国人を採用するというロジックは極めて合理的
である。それは、人を採用して育てて一人前にするという行為そのものが
人間力を強めるということであり、それが組織を強くするということだから
である。つまり、日本の法人は非正規雇用という使い捨てシステムを安易
に採用したことで、人を育てるという行為を放棄した。よって、日本人
が弱くなると同時に日本の会社も弱くなってしまった。それを補うために
取りうる方法は、外から人を連れてくるしかないのである。

しかし、である。外国人を採用しても遅かれ早かれ同じような道をたどる
ことになるのではないか、と思う。今、ガッツあふれ上昇志向の強い人
達もいずれその国が豊かになり成熟することで落ち着き?を取りもどす
ことになるだろう。そうなれば、次はどこに人を採用にいくのか?火星か?
また、上昇志向の激しい人ばかりが新人になるというのはこれはかなり
イタイ状況である。そこには、何にも知らない素人を育てていくという
奥の深い手の込んだ芸当を必要としない殺伐とした空間が広がっている
ことだろう。それこそが組織を弱らせることになるに違いない。

人を育てるというのは大変なことだけど、面白いことでもある。
そしてそれは企業という長い付き合いの中で腰を据えてやっていかなければ
なし得ないものである。そういう大切なものを自らすすんで捨ててしまう
とはなんとも愚かしい。

本来、日本の大企業がやるべきことは日本人を採用し続けることである。
そして、弱くなった(ある意味それは強みだと思うが)若者を受け入れ
仕事を通じて成長させることだと思う。そのように育てられた新人は
やがて自分の頭で物事を考え始め彼らなりの柔軟な組織を作り上げていく
だろう。そして彼らがまた次の世代の日本人を育てていけばいいのだ。

要するに、歴史というものはそのようなものだと思うのである。
今の状況は突然目の前に現れたわけではなく、過去のプロセスの結果だ。
だとすればそれを引き受けて次の世代に引き継ぐということが正しいやり
方だと思う。「最近の日本人はダメだから外から連れてこよう」って
発想は、歴史的に物事を眺めるという基本的かつ本質的なインテリジェンス
を欠いた判断であると思う。第一、今の経営層にそのような権利はない。

学校を出ても働けない、なんていう情けない社会をなんとかしなければ
大変なことになると思う。働くということはそれほど重要なことなの
だから。


「人間らしくやりたいな、人間なんだからな」
という大昔の名コピーをなぜか思い出すこの頃である。
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